――「ファッションを民主化する」というのは、ファストファッションの代表格であるH&Mの基本姿勢ですね。
「そういう傾向がどんどん進むと、平等化というか、多様性がなくなり一色になってしまう恐れがある。いいものは人の手や時間、努力が必要なので、どうしても高くなってしまう。効率だけを求めていると、将来的にはいいものが作れなくなってしまいます」
――そのH&Mと数年前にコラボレーションをしました。葛藤はなかったのですか。
「全然なかった。たった2週間のイベントでしたが、私が手がける『コムデギャルソン』の服がマスマーケットにどうアピールできるかに興味があったので」